ドバイビジネス
皆さんは、「香り」と聞いて、どのようなイメージを持ちますか?
お香、香水、芳香剤・・・などなど。
日本においても、さまざまな生活のシーンでよく利用されていますね。
もちろんここドバイでも”香り”は欠かせないモノなのですが、例えば日本では、単にファッションとして利用することが多い香水は、こちらでは宗教や文化との間に密接な関係を持っています。
「香水」の起源と、誕生
香水の起源は紀元前3000年頃の古代エジプトが発祥とされており、火を利用する際に生じる”煙”から”香り”を意識しました。この”煙が立ち上る”を意味するラテン語が「Per Fumum」であり、そこから香水を意味する 「Perfume」が生まれました。
また、この煙が香りとともに天に上る様子が、神へ通じる道であるように想像され、香りが神との関係性を表す言葉となったようです。
とても神秘的ですね。
また、香料は「悪から身を守る」ものとされ、ミイラなどを作る際の防腐剤として使われるなど宗教的な目的で利用されるようにもなりました。
その後、ヨーロッパ、中東に流れたのち、王室やモスクなどの寺院においても利用されるようになりました。
では、現在のような普段使いの香水はいつごろ誕生したのでしょうか?
これにはイスラム文化が深く関係しております。
中世のイスラム文化が、ローズオイルの高い蒸留技術を誇っていたころ、蒸留装置により発酵物からアルコールが発見されました。このアルコールに香料を混ぜたものが香水の始まりです。
アルコールという言葉の起源はアラビア語の「al-kuhl」であるとされており、「al」は定冠詞、「kuhl」は蒸留物をさします。
イスラム教ではお酒は禁止されておりますが、アルコールの語源がイスラム圏の発祥であったというのは、興味深いものがありますね。
ドバイの香水
ここドバイでも、UAE人をはじめとして、香水は日常的に愛用されており、街中のいたるところで、手軽に購入できます。
日本でも香水は多種多様な香りがありますが、ドバイのそれは、かなり独特です。
(スパイシーというか、エキゾチックというか・・・香りをお届けできないのが残念です。)
個人的見解ではありますが、UAE人の男性は香水を好きな方が多いように思います。
普段、シンプルなデザインのカンドゥーラという民族衣装を着ているので、プラスアルファで手軽にできるおしゃれの一つとして、「香りを身にまとう」のではないでしょうか。
ここがポイント!
香水は、ドバイにおける2015年度の美容関連商品で最も貿易総額が高かった品目です。
この事からも、香りが日常生活に根付いているのが分かります。
海外でモノを売る時にローカライズ(製品の現地化)は重要なポイントなので、
ドバイにおいては香りに注目してみるのもいいのではないでしょうか。
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