ドバイビジネス
食品におけるハラル(ハラール)とは
ハラル(ハラール)とはイスラム法において、「合法なもの」「許されたもの」を言います。
逆に、「非合法なもの」「禁じられたもの」をハラーム(ハラム)と言います。
敬虔なイスラム教信者(ムスリム)にとって、ハラル(ハラール)の食品のみを口にすることは神の教えを守るという信仰そのものであり、これが軽んじられることは決してありません。
それでは食品をドバイで流通させる際、必ず「ハラル認証」「ハラルマーク」は必要なのでしょうか。
いいえ、実は、認証やマークは取得していなくても、流通は可能なのです。
実際、現地のスーパーやコンビニにも、ハラル認証やハラルマークがない食品はたくさん販売されています。
これは、ドバイでは輸入食品に対する検査は非常に厳しく、輸入するタイミングでハラルかどうかを既に判別をしており、禁止された成分が入っている場合は、そもそもドバイの一般市場で流通させることができないからです。
※特別な場合(食肉や畜肉エキスが入っている場合など)ハラルマークは必要となります。
ここがポイント!
2016年12月5日から12月7日まで、アブダビで食の海外見本市「Sial ME 2016」が開催される予定となっており、弊社でも出展社を募集しております。
その中で、「ハラル認証やハラルマークを取得していないのですが展示会に出せますか?出せたとして販路開拓につながりますか?」という質問を頂くことがありますが、前述のとおり、必ずしも認証やマークは必要ではありません。
もちろん豚肉やアルコールなど禁止された成分を含んでいない食品であることは必要ですが、まずはその市場に商品が受け入れられるかどうか、バイヤーの興味をひくかどうか、どのようにローカライズすべきなのか、ということを知ることが重要であり、その後に販売促進や拡販のためにバイヤーと相談しながら「ハラル認証」「ハラルマーク」の取得を進めていく、という方法でも遅くはありません。
※2016年7月現在の情報であり、商品の特性にもよりますので、ドバイへの食品輸出をお考えの方はまずお問合せ頂ければと思います。
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