ドバイビジネス
世界で一番お茶が好きな国はどこか?
トリップアドバイザー(世界で最も大きい旅行関連の口コミサイト)が2012年に「世界でもっともお茶を飲んでいる国は?」というランキングを発表しました。
実は、UAEは一人当たりの年間のお茶の供給量が世界1位と言われており、日本は17位というランキングになっています。(別のランキングや統計ではUAE以外の国が1位のデータもありますが、上位にランクインしていますので、お茶をよく飲む習慣があると言えます)
実際にどのくらい飲んでいるの?
日本茶でも紅茶でも、1回当たりの茶葉の使用量は3~5グラムと言われています。多めの5グラムで計算してもUAEでは、年間に1,248回(1回で2度煎じれば2496回となります)は飲んでいることになります。同じ計算(1回当たり5グラム)をすると日本では年間204回お茶を飲むことになります。
中東の人がお茶を飲む理由
ランキングをよく見ると、上位には中東周辺の国が多いことに気付くと思います。この地域でお茶を飲む風習は、16世紀ごろからお茶の交易が活発になり、アジアを経由して運ばれたお茶が中東に根付き始め、広大な砂漠がある地域でのどの渇きを潤すこと、またイスラム教の方はお酒を飲むこともないため、お茶を飲む方が多いと言われています。
ドバイはお茶の輸出入が盛んである
実はUAEのドバイでは、消費財の貿易を活発にさせるための政府機関であるDMCC(ドバイマルチコモディティセンター)が、10年以上前にお茶を専門とする貿易センターを開設しており、お茶の輸出入を行う環境が整っています。
そのお茶専門の貿易センターが公表している統計を見ると、輸出入の差を見ると、今でも一人当たりの年間供給量が約4.2Kgと非常に多いことが分かります。
2016年時点で発表されているお茶の輸出入の統計データ
年 |
輸入 |
輸出 |
||
重量(トン) |
金額(US$) |
重量(トン) |
金額(US$) |
|
2013 |
83,127 |
263,063,859 |
45,488 |
200,104,493 |
2012 |
66,888 |
217,730,534 |
32,850 |
128,200,010 |
2011 |
74,305 |
247,521,817 |
26,039 |
90,937,646 |
2010 |
89,250 |
283,069,581 |
32,074 |
105,789,904 |
2009 |
76,844 |
227,066,581 |
32,909 |
101,070,370 |
2008 |
114,828 |
299,635,388 |
53,602 |
154,314,205 |
2007 |
114,606 |
247,216,063 |
66,388 |
155,134,286 |
2006 |
115,069 |
238,561,926 |
69,844 |
150,865,200 |
2005 |
102,412 |
241,088,832 |
55,423 |
134,446,708 |
2004 |
84,261 |
209,457,047 |
36,447 |
97,405,509 |
2003 |
83,909 |
204,996,663 |
31,823 |
97,836,321 |
日本からUAEへはどのくらい輸出をしているのか調査すると、2013年度の財務省「貿易統計」によると「1200万円」しか輸出をしていませんでした。(なんと輸入金額全体の0.004%)。
ここがポイント!
今はインターネットが普及してある程度のマクロデータは調べることは可能になりましたが、実際に自社の商品を現地のバイヤーに見てもらうことで、より正確な市場調査が進められます。
例えば現地では自社の競合他社がどのような製品を、いくらで、どこで、どのように販売されているのかを知らなければ、市場開拓は運任せになってしまうのではないでしょうか。
中東市場を開拓をするために、まずは玄関口と言われているドバイでの市場調査にご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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