ドバイビジネス
現在開催中のリオ・オリンピックで、勝敗だけでなく、あることが注目された一戦がありました。
それは8/7に行われた女子ビーチバレー、ドイツ対エジプトの試合です。
さて、何が注目されたのか分かりますでしょうか?
それはユニフォームです。
ドイツ選手はビキニを着用しましたが、イスラム教の国であるエジプト選手のユニフォームは、袖は手首まで、丈は足首まであり、1人はヒジャブ(頭を覆う布)も着用していました。
2012年のロンドンオリンピックの前までは、女子ビーチバレーのユニフォームは、おしり部分の高さが7cm以内のビキニか、ワンピース水着であることが規定されていました。
しかしロンドンオリンピック以降、長袖やボディースーツの着用が認められるようになったのです。
これによりリオ・オリンピック出場を目指す国は26カ国増えたとのことです。
言い換えれば、これまで26もの国の人たちが、宗教的な規律を守るため、服装が原因で出場をあきらめていたとも言えます。
結果2-0でエジプトはドイツに負けてしまいました。
しかし、このユニフォームでの出場自体が、多くのイスラム女性(ムスリム)にとって、勝敗より大きな意義を持ったのではないでしょうか。
ここがポイント!
近年ではスポーツ・ヒジャブという通気性や伸縮性に富んだヒジャブが開発されましたが、
スポーツを楽しむ以前に守るべき規律があるイスラム女性にとって適した服装はまだまだ考案の余地がありそうです。
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