先日、主にビジネスパーソンをターゲットとした、UAEで最も古い歴史をもつ、現地の主要英字新聞Khaleej Times（カリージタイムズ）を読んでいたところ、2017年の労働者の国内購買力に関する記事が掲載されていましたのでご紹介いたします。

 

UBS銀行発行の”Prices and Earnings” によるとドバイの労働者の国内購買力は世界71都市で比較したところ1位のルクセンブルクの約3分の1しかないことがわかりました。

 

 

この記事では、iPhone6（16GB）を購入するのに、各国で何時間労働すればよいかという例えが載っており、ニューヨークでは24時間、パリでは42.2時間、そしてドバイでは55.8時間働く必要があると記載されています。

 

ドバイの職業別平均賃金

 

下記はhttp://www.guide2dubai.com/を参照した、ドバイでの職業別賃金になります。

※単位AED（月給）

・会計士 3,000 – 20,000（約9万円～60万円）

・航空会社のパイロット　30,000 – 50,000（約90万円～約150万円）

・事業開発マネージャー 10,000 – 35,000（約30万円～約105万円）

・バーマネージャー　5,000 – 25,000（約15万円～約75万円）

・客室乗務員　7,000 – 14,000（約21万円～約42万円）

・エンジニア（機械）　10,000 – 25,000（約30万円～約75万円）

・エンジニア（ソフトウェア）　10,000 – 20,833（約30万円～約62万4,990円）

・役員補佐　15,000 – 25,000（約45万円～約75万円）

・インテリアデザイナー　17,000 – 65,000（約51万円～約195万円）

・幼稚園のスーパーバイザー　12,000 – 20,000（約36万円～約60万円）

・メイド、ナニー700 – 3,000（約2万1,000円～約9万円）

・マーケティング・マネージャー 11,000 – 34,000（約33万円～約102万円）

・事務長 8,000 – 16,000（約24万円～約48万円）

・個人秘書　2,000 – 25,000（約6万円～約75万円）

・プロジェクトマネージャ　12,000 – 75,000（約36万円～約225万円）

・プロジェクトアーキテクト　20,000 – 30,000（約60万円～約90万円）

・研究助手　8,000 – 12,000（約24万円～約36万円）

・お店での販売アシスタント　1,500 – 2,500（約4万5,000円～約7万5,000円）

・学校の校長（インドの学校）　7,000 – 12,000（約21万円～36万円）

・学校の校長（インターナショナルスクール）　25,000 – 45,000（約75万円～約135万円）

・アラブ首長国連邦政府の学校教師　24,000 – 34,000（約72万円～約102万円）

・大学教員　5,000 – 30,000（約15万円～約9万円）

 

 

 

ここがポイント!

給与の高低には国籍がかかわる職種もあるようです。

「お金持ちの首長国ドバイ」というイメージが強いですが、実際ハイパーマーケットに並んだものを購入する労働者全員がお金持ちではないことがわかります。

 

日本から輸出する際、輸送費用などもかかってきますが、消費者が手にする価格も考慮していかねばなりません。

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