ドバイで起こる異常気象！？

砂漠の地、ドバイで雨が増えたことを日本のみなさんはご存知でしょうか？

 

乾燥地帯のUAE・ドバイは一年を通して雨が少ないイメージがあると思います。

そのイメージに漏れずドバイでも例年雨が少なかったのですが、2017年冬季シーズンのドバイでは例年と違い雨が多く、10年以上ドバイに住んでいる知り合いも最近のドバイの雨の多さは異常だと言っています。

参照：http://www.arukikata.co.jp/weather/AE/

上記データを見ていただければ分かるようにドバイでは年間の降雨量が少なく、その回数も年間を通して10回程度降れば良い方です。

それがここ1～2カ月、確実に雨が急増しているのです。

 

2月～3月は3日に1回は雨が降り、雨が降らない日でも曇っていることが多く、日本で言う梅雨のような空模様が続いています。

 

1日中雨が降り続けるということはないですが、ドバイは雨が降らないと思っていた私は傘を持ってきておらず、当初困るシチュエーションが何度かありました。

 

雨模様のドバイ1

 

雨模様のドバイ2

 

ドバイで進む先端技術の実験？

実はこの雨は異常気象ではなく、人の手によって計画的に雨を降らしている（Cloud Seeding）ものなのです。

 

現地新聞でも下記記事のように、この人工雨について取り上げられています。

参照：

http://www.khaleejtimes.com/news/weather/so-this-is-how-uae-is-making-it-rain-so-much-in-february

 

この記事によると、過去2カ月以内（2017年2月時点）で50回以上の人工降雨が行われ、これまでの気象調査から、UAEにおけるここ数年の降水確率と比較して例年よりも10パーセント～30パーセント程度増加しているということです。

 

ではなぜUAE・ドバイで人工降雨(Cloud Seeding)が行われたのか。

UAEは砂漠の国であり国全体が乾燥しているため、国全体で水不足の問題に不安を抱いています。

そこで、将来的に持続可能な都市となるための取り組みの一環として、人工的に雨を降らす実験を行い、将来の水問題の解消にむけて国全体が動いているのです。

 

 

ここがポイント！

ドバイやアブダビでは大規模なスマートシティの建設計画や大規模なクリーンエネルギー事業を進めていたりと、次世代の先進技術の導入にとても意欲的です。 世界的に高いレベルを誇る日本の技術や製品の参入の窓口はこれからますます大きくなるのではないでしょうか。

また、これから日常的にドバイでも雨が多くなれば日本の傘や、雨をはじくワックスのような雨対策グッズも今後、UAEで活躍するかもしれないですね。

 

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