ドバイビジネス
天然ガス生産量第1位のカタールへ行ってきました。
今回は、日本企業様からの依頼でカタールへ商談に行ってまいりました。
弊社ではUAE・ドバイだけではなくカタールなどのGCC諸国及びその周辺国でも販路開拓のサポートをしております。
商談ついでにカタールの市場視察・調査をしてきましたので、紹介させていただきます。
まずは今回はカタールの概要から…
カタールの概要(比較):2015年データ
人口:226万人うち25万人はカタール人(カタール)
■約945万人(UAE)
■約1億3,000万人(日本)
参照:http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
1人あたりのGDP2015年 下記単位USドル
■約39,000ドル(UAE)
■約69,000ドル(カタール)
■約32,500ドル(日本)
参照:http://ecodb.net/ranking/imf_ngdpdpc.html
カタールとUAEの歴史
UAEは、1971年にイギリス保護領から独立する際、アブダビ、ドバイ、シャルジャ、アジュマーン、ウンム・アル=カイワイン、フジャイラという6つの首長国が連邦を形成しました。そして、1972年にラアス・アル=ハイマが加入して現在の7首長国による連邦国家となりました。
実はその独立前は、カタールやバーレーンを合わせ9首長国からなる連邦国家を計画していましたが、カタールとバーレーンはこのとき既に石油生産の好調で独立が可能な状態であり、単独での独立を選んだという歴史があります。
参照:http://www.qa.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000012.html
カタールとUAEの宗教
カタールは、ドバイ同様の人口構成で、カタール人の人口は全人口の10分の1ほどしかいません。
その中のほとんどがイスラム教を信仰し国の法律もイスラム法と一般法の法律で定められています。
一方、ドバイも同様で全人口の10分の1がドバイ人となっていますが、宗教としては海外からの流入者の中にはキリスト教やヒンドゥー教、仏教の方もいます。
参照:http://www.qa.emb-japan.go.jp/itpr_ja/aboutqatar.html
中東諸国の中でドバイは特に他宗教に寛容であり、最近のイベントですと、2017年3月19日に東京の代々木公園で行われたSt.Patrick’s Day Festivalがドバイでも2017年3月18日に開催されたりしています。
http://gulfnews.com/guides/going-out/bars-clubs/5-st-patrick-s-day-parties-in-dubai-1.1469530
カタールとUAEを人口、GDP、宗教で比較してみましたが、
カタールの経済状況について簡単にまとめますと、天然ガスや原油などの化石燃料で経済が潤っているので、国全体が裕福であるということ、その恩恵もあり1人あたりのGDPは世界トップ5内に入っている国です。
参照:http://ecodb.net/ranking/imf_ngdpdpc.html
また、多くの方はドバイは石油で成り立っている国だと思われていますが、実際にはドバイは周辺国の貿易拠点として経済を伸ばしてきており、決して石油で成り立っているわけではありません(ドバイGDPを占める石油産業収入は例年全体の約2%ほどしかありません)。現在は石油に依存しない経済を目指しているため、様々な経済対策や計画が将来に向けて進行中でもあるのです。
過去の記事でもドバイが行っているエネルギー産業の記事もありますので、ご参照ください。
参照:https://www.global-p.com/archives/2395
ここがポイント!
私たち日本人は、島国の宗教的対立もほとんどない環境で育ったためか海外の方たちに比べて宗教の概念が薄い傾向にあります。ですが、世界のほとんどの人が宗教を持ち、いろんな考えを信仰しています。日本から海外へ出ていくには、様々な宗教や文化、考え方に関心を持ち、それぞれの考えを知り、理解することが大切です。
次回記事では、そんなカタールにどのような場所があるのかを紹介させていただきます。
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