ドバイビジネス
ドバイの洗車事情
「車社会」のドバイ。街が車用に作られており、歩行者通路や横断歩道、歩道橋が少なく、気温も高く外を歩くのが容易ではないことも手伝って、車が生活の必需品となっています。ガソリンの値段が安く、自動車税もかからなかったりと車を使う人へのメリットはありますが、渋滞がひどく、日本とは随分様相が違います。
砂漠地域もあるのですぐに砂で車が汚れてしまいます。そして汚れた車に乗っていると罰金を取られます。
参照:http://gulfnews.com/news/uae/general/dirty-cars-hit-with-more-than-wash-me-notes-in-uae-1.1346607
ですので頻繁に洗車をしなければなりません。
今回は、そんなドバイの洗車事情についてご紹介します。
買い物のついでに洗車?
ドバイのほとんどのショッピングモールには巨大な駐車場がついています。例えば世界最大のショッピングモールであるドバイ・モールには、14,000台収容できる駐車場があり、無料で駐車できます。そしてほとんどのショッピングモールの駐車場には、洗車サービスのスタッフが常駐しています。
1回15ディルハム(約450円)ほどと安く、買い物をしている間に洗車をしておいてくれます。駐車場内に専用の洗車スペースがある場合もあります。
指定された場所でないと罰金
厳しい規制が多くあるドバイでは、決められた場所以外で洗車をすると、罰金を支払わないといけないというルールがあります。その金額は、500AED(約15,000円)。ですから日本のように自宅の駐車場で休日に洗車をする、ということはできないのです。
街の美しさを維持するためなんだそうです。ドバイは至る所に、ゴミ箱を置いたり、清掃員を積極的に配置したりして、街を綺麗に保つことを注力しています。
また、隣の首長国シャルジャでは、水資源を大切にするために不必要な水量を使う清掃員には罰金が課せられるというルールもあります。
洗車の展示会も開催
ドバイは展示会国家といわれるほど、様々な分野の展示会が日々開催されています。
洗車についても「Gulf Car Wash Car Care EXPO」という展示会が毎年開催されています。「Middle East Cleaning Technology Week」として、同時に廃棄物処理とクリーニング業界に特化した展示会も開催されます。同展示会には、清掃業社や衛生商品企業の他に、自動車業界や洗車業者など車に関する企業も出展しています。昨年2016年は、4,500社以上の出展者が参加しています。
今年も、2017年11月7〜9日、DWTC(ドバイ世界貿易センター)で開催予定となっています。
参照:http://mectw.com/gulf-carwash/
弊社では展示会の出展サポート、通訳、開催後のフォローセールス、参加時の視察案内なども行っております。詳しくはお問い合わせください。
ここがポイント
砂埃の舞うドバイでは洗車用品なども多く販売され、コーティングを行う業者も多くありますが、日本企業の製品や技術はまだあまり目にしません。市場性を感じ、中東市場への進出にご興味がある方は、ぜひ一度お問い合わせくださいませ。
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