ドバイビジネス
インターン生のIZUです。今日は湾岸諸国初の高速鉄道についてお伝えします。
サウジアラビアのメッカ・メディナを結ぶ「ハラマイン高速鉄道」が2018年3月に開通します。先日その試運転が行われました。サウジアラビアの東部、イスラム教の聖地メッカと交通と経済の要衝ジェッダ、そしてイスラム教の聖地マディーナを結ぶ約450kmの路線です。
メッカに巡礼するには、ジェッダにある国際空港や港を起点とし、そこからは車かバスを利用しなければなりません。毎年200万人以上が巡礼するのにもかかわらず、そのアクセス方法が非常に不便であったため、この鉄道プロジェクトは以前から進んでいたようです。
最高速度は時速450kmにまでなるらしく、メッカ=マディーナ間を2時間半以下でアクセスできるようになるとのことです。開通は2018年3月の予定です。
サウジアラビアの交通大臣であるスレイマン=アル=ハムダン氏は、このプロジェクトはサウジアラビア王国の輸送システムに更なる価値をもたらしたと語っておりました。
年間6000万人以上の利用者が見込まれており、イスラム教徒が、高速鉄道に乗って巡礼する日が、もう目の前です!
私は乗ることのできない夢の鉄道
現在、サウジアラビアは日本人に対して、観光ビザを発給しておらず、観光目的では事実上入国できないことになっています。2017年3月、サウジアラビア・サルマン国王が訪日した際、サウジアラビア王国政府と日本国政府との訪問ビザの円滑化に関する協力覚書の署名が行われました。これにより、サウジアラビアと日本の人的交流がより盛んになると期待されておりますが、現時点では変更のアナウンスはありません。
しかし、サウジアラビアはこれから、観光業に力を入れていくと発表しているので、今後のサウジアラビアの意向に期待するのみです。
サウジアラビア2030??
ドバイが、2020年ドバイEXPOに向けて様々な取り組みがなされているのに対し、サウジアラビアは2030年を目標とする「ビジョン2030」を掲げています。それには、石油依存型経済から脱却し、投資や観光、製造業、物流などの経済の多角化を目指すという内容がおかれております。今回の、鉄道プロジェクトもこのビジョン2030の計画に沿ったものです。
このような、具体的な達成期限が設けられたことは、改革に向けたサウジ政府の本気度としてとらえてもいいかもしれません。
サウジアラビア人の友人に聞くと、先日もサウジのニュースで、ノンムスリム向けの観光ビザ発給に動き始めているというような報道がなされていたそうです。そうなると、日本人にも必ずビジネスチャンスの波が来るはずです。アラブの大国、サウジアラビアでも、活躍できるビジネスマンになるために、ここドバイで引き続き、様々なことを学んでいきたいと思います。
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