ドバイビジネス
インターン生のIZUです。
UAEでは、8月31日より、9月3日まで「イード・アル・アドハ」という祝祭となります。
今回は、「イード・アル・アドハ」について少しご紹介いたします。
「イード・アル・アドハ」とは、日本語で「犠牲祭』と訳されます。
預言者イブラヒムが、自分の息子であるイスマイルをアッラー(神)の為に犠牲にしようとした、というアッラーへの深い信仰心を称える休日です。ちなみに、コーランには、イスマイルは何のためらいもなく喜んで犠牲になろうとしましたが、アッラーはすでに2人の深い信仰心を受け止め、天使ジブリエルを彼らのもとに送り、イブラヒムの息子を犠牲にしようとするのを止めたと書かれてあります。
「イード・アル・アドハ」は、アッラーへのお近づきとして犠牲を屠ることが推奨されておりますが、その犠牲対象の動物にも年齢や品質に様々な規約があり、例えば、まだ幼い動物は屠殺してはいけません。また、屠殺した動物の肉を売ることは禁止事項(ハラーム)です。また、得た肉の3分の1は自分用で、3分の2は親族や近所の人、貧困者に分け与えることが推奨されています。
また、この期間はハッジ(巡礼)期間であり、世界中からムスリムがイスラム教最大の聖地であるサウジアラビアのメッカを巡礼します。
イード中のドバイはどうなるの!?
イード中、UAE人でも田舎に住む人は伝統に則り、イードをお祝いするそうなのですが、ドバイでは「何も変わらないよ~」などという外国人の声もちらほら耳にします。イスラム教にとっては大きいお祝い事も、非ムスリムにとってはただの連休でしかないのかもしれません。
しかし、このイード、観光客にとっては少々注意が必要になります。公的機関や私企業が休業するだけはなく、レストランでのアルコール提供が禁止されたり、観光地でのベリーダンスショーがなくなったりします。デザートサファリでベリーダンスを見たいという方は、それぞれのツアーデスクにきちんと問い合わせることをお勧めします。
ただ、このイード、マイナスポイントだけではありません。各モールでは様々な催しが計画されています。また、ジュメイラビーチリゾート(8月31日~9月3日の20:45より)とフェスティバルシティ(9月1日21:00より)では、花火もあり多くの外国人が集まります。
イード中のイベントについて、下記のURLより、より詳しい情報を得ることができます。
https://www.visitdubai.com/en/events#/list?customDates=1504105200000-1504364400000&type=Leisure
ここがポイント
実は、私IZU、UAEでのイードを実況中継したいのは山々なのですが、お先に休暇をいただき、ヨルダンに戻ります。ヨルダンはUAEよりもイスラム色、アラブ色が強く、ヨルダン人とイードを過ごしたいと考えたからです。しかし、ヨルダンは、公共機関だけではなく、公共交通機関まで止まってしまうのです!!!なんとしてでも、イード前にヨルダン人の家にたどり着かねば、空港からの交通を見つけることが非常に困難となります。私の住んでいた北部の街イルビドでは、レストランもすべて閉まります。
去年は、イエメンからの留学生たちと羊を買って、みんなで分け合いました。また、学生同士が集い、イエメンの歌を歌ったり踊ったりしていました。そんな不便で面白い所からではありますが、イードの実況中継をヨルダンからも日本の皆さんにお届けできたらなと考えております。それではまた!
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