皆さんこんにちは。ドバイ駐在員スタッフのYです。

中東ドバイといえば砂漠の地で雨が降るイメージはない方も多いのではないでしょうか。

今回は先日久しぶりに降ったドバイの雨について皆さんにご紹介します

 

 

ドバイの気候は？

UAE・ドバイの雨量は、非常に少なく、比較的雨の多い11月〜3月の時期でも、10mm〜30mm程度の雨量です。

しかし、2017年冬季シーズンのドバイでは例年と違い雨が多く、10年以上ドバイに住んでいる知り合いも今年のドバイの雨の多さは異常だと言っていました。

私もドバイへ傘を持ってきていなく、非常に困った記憶があります。

 

参照：World Weather Online

https://www.worldweatheronline.com/dubai-weather/dubai/ae.aspx

 

天気まで操ることができる！？

実はこの雨は異常気象ではなく、人の手によって計画的に雨を降らしている人工雨（Cloud Seeding）なのです。

UAEは砂漠の国であり国全体が乾燥しているため、国全体で水不足の問題に不安を抱いています。そこで、将来的に持続可能な都市となるための取り組みの一環として、近年では、人工的に雨を降らす実験を行い、水問題の解消にむけて国全体が動いているのです。

 

 

砂漠の国ならではの問題！？

前述でもあげた通りUAE・ドバイは、水不足問題がある故に人工雨まで、降らせてしまうほどです。しかしながら、国自体の造りが日本のように雨水を処理するシステムが整っていない為、雨を降らせてしまうと街中は洪水になってしまいます。。

 

写真引用：GULFNEWS

 

現地新聞でも下記記事のように、この人工雨について取り上げられています。

参照：

http://www.dubaiweek.ae/news/34591/rain-dubai-traffic-accidents/

 

今回の雨でUAE・ドバイでは1時間に約6ミリの雨が降り、ダウンタウンを中心に洪水が発生しました。またドバイ警察は、なんらかの問題で12,753通の電話と581件の交通事故の報告があったと発表しました。

ここがポイント

UAE・ドバイでは水不足の問題を国全体で解決する方向に動いています。

ドバイやアブダビでは大規模なスマートシティの建設計画や大規模なクリーンエネルギー事業を進めていたりと、次世代の先進技術の導入にとても意欲的です。 世界的に高いレベルを誇る日本の技術や製品の参入の可能性はこれからますます大きくなるのではないでしょうか。また、これから日常的にドバイでも雨が多くなると予想されます。今回は、日傘を傘代わりとして使っている人を多く見かけました。日本の傘や、雨をはじくワックスのような雨対策グッズも今後、UAEで活躍するかもしれないですね。

当社では、ドバイを中心として現地に根差した市場調査や市場を深く理解することを目的とした現地視察も行っています。

気になる方はぜひお問合せくださいませ。

視察の詳細はこちらから

 

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