ドバイビジネス
『ドバイ』誰もが耳にしたことのある大都市。
街中を走る車は高級車、純金で装飾された高級品で溢れていて、石油もでる、金持ちしかいない夢のような都市。
私が実際にドバイへ行くまではそういうイメージを強く持っていた。
近代都市を思わせるドバイの景色
いや、私だけではないかもしれない。日本人の多くが同じ事を想像しているだろう。
しかしこれはあくまでメディアなどが取り上げているだけであって、現実は大いに違っていた。
初めてドバイ国際空港に到着し、隣接している首都アブダビまでドバイ横断中に感じたことは、『砂漠』。これにつきる。勿論、超高層ビルの並ぶ地域や世界一と言われる沢山の建物を目にすると、日本のテレビで見るドバイだと感じる場面もあった。
想像と現実
まるで過去と未来を表しているように、過去に急成長を遂げたこの都市は、これからもまだまだ成長の余地が大いにある未来を象徴しているかのようでもあった。
勿論メディアの語ることが間違っているわけでもなく、ドバイでは石油は出る。しかしGDPのうち、石油の占める割合は2.2%(2015年データ)と微少であって、ドバイの急成長に大きく貢献しているのは貿易や物流、観光などである。
アトランティスホテルのライトアップと花火の様子
また、ドバイを急成長に導いた別の要因として、フリーゾーンに沢山の外国企業を呼び集めたことも一つとされる。
結果としてUAE国籍の現地人というのは数%しか住んでおらず、今ではほとんどが多国籍民である。
9・11以降治安の心配される中東だが、現在では日本よりも治安がいいのではないかと感じるほどになったのは、そこに住む人々の努力の影も感じられる。
私の思う治安情勢を左右する要因として、もちろん犯罪なども一つだが、多国籍の人々が住む場所では民族コミュニティーの存在もまた大きな要因の一つである。
特にドバイのような多人種都市ではお互いが秩序もって接し、尊重し合っているので、特別面倒なこともなく暮らすことができる。
むしろそういった他国籍民への敬意を払わなければドバイでは生きていけないようにも感じる。
事実、約2,000人しかいない日本人も、素性を明かさなければ中国人としか見られない。
だからと言って中国人を差別することもなければ、日本人であるからと言って特別なこともないのも事実。
他方で、危険な面に直面するときもある。
それは車の運転だ。
特にタクシードライバーの運転の荒さは際立っている。
また、日本にはないRoundAboutという、交差点の中心が円形になっている所は特に危険である。
各々がルールを理解していれば、信号機を設置するよりも効率よく運用できるのだが、各々自国の交通ルールを基に運転している為、非常に効率が悪い。
デイラ地区にあるクロックタワー周りのRoundAboutの様子
想像と現実、過去と未来。
急成長中の大都市ドバイを更に発展させるためには、人種や国籍を超えた繋がりが最重要になるであろう。
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