ドバイビジネス
日本とアラブを結ぶ意外なルート
湾岸諸国におけるアラブの文化の一つに「鷹狩り」があります。日本書紀に仁徳天皇時代(西暦355年頃)には、日本でも鷹狩がなされていたという記録が残っています。
実は鷹狩の発祥は数千年前の中東にあると言われており、その後、世界中に伝搬していき、そのアジアの最終地点が日本というわけです。日本と中東は、「鷹狩のルート」の始点と終点で結ばれています。
厳密にいうと、湾岸諸国の鷹狩理で使用されているのは、鷹ではなく、ハヤブサです。湾岸諸国での鷹狩りは、主に獲物が陸に生息する動物ではなく、空中を飛び回る小鳥であるため、より早く飛ぶことのできるハヤブサのほうが狩りに適したそうです。現在は湾岸諸国を中心に富裕層の娯楽の一つとなっています。
2010年にこの鷹狩という文化は、UAEを中心とした、モロッコ、カタール、シリア、サウジアラビアのアラブ諸国を含む11か国の共同申請により、ユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。
↑UAEの国章もハヤブサが使用されています。
鷹専用の病院⁉
アブダビにはなんと、その鷹専門の病院「ファルコン・ホスピタル」があります。主に目のチェックや爪の手入れがほとんどですが、観光客向けのツアーなどもおこなっているので、興味のある方は、是非行ってみてください。事前予約制で公式URL(※)より、予約を行うことができます。
(※) http://www.falconhospital.com/#_=_
鷹専用パスポート⁉
しかしながら、これだけ国民の多くが鷹を持っていても、なんとUAEでの鷹狩は法律で禁止されています!そこでUAEの人たちは、国外に出て鷹狩を行うことになります。主にパキスタンへ行くようですが、この時期渡り鳥がやってくるヨルダンに行ったりもするそうです。
そして、エミレーツ航空では基本的に動物の機内持ち込みを制限しているのですが、盲導犬と鷹狩用の鷹は対象外となっています。鷹とともに飛行機に乗る際、ずっと手に乗せておくわけにはいかないので、なんと鷹用の航空券を買ってしまうそうです。(UAE人談)
↑ヨルダン留学時代、UAE人に鷹を腕に乗せてもらっている私。ヨルダンの空港にて。
ここがポイント!
今回は、面白いUAEの文化を紹介させていただきました。これからも色々な角度からUAEをご紹介していきたいと思います。
また、ドバイだけではなくUAEの様々な情報をお伝えすることも可能ですので、お気軽にごお問い合わせください。
この記事が気に入ったら「いいね!」をお願いします!
当社の海外進出支援サービスに興味をお持ちの方は
まずはご相談を。
▼
はこちらから
おすすめ記事
定期的に海外ビジネス情報を配信。グローバルパートナーズ・メルマガ無料会員の【特典】
現地駐在員だからわかる情報も豊富に盛り込まれております。
「海外進出を考えている方」や「まだ考えていない方」もまずは登録しましょう。
-
海外バイヤー
引合情報 -
最新海外
ビジネス情報 -
現地業種別
市場レポート -
海外進出
事例
-
主催セミナー
無料案内