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2018年6月26日

ドバイ生活

ドバイ駐在員がレポート:ドバイのラマダン

約1か月のラマダンが終了しました!ドバイでは公務員の就労時間が短縮されたり、民間企業でもムスリムに配慮した措置が取られたりするので、ビジネスはスローになります。日本の会社員たちはこの期間、溜まっていた仕事をこなしていきます。

 

本日はドバイのラマダンについてご紹介します。

 

 

仕事をしているとお茶やコーヒーなしで商談するというシーンももちろんあります。そういう場にいると口臭が気になるということがよくあります。それも断食をして12時間も過ぎると、結構強烈なものになります。夜中にありとあらゆるものをドカ食いし、そのあとずっと食べないでいるため、体のいたるところから老廃物が排出されているのでしょう。

イスラム教の学派によっては、「神のもとで断食をしている方の口臭は、ムスク(香水)よりも良い」と考える人もいて、ムスリム同士はその口臭を自覚していたりします。

我々日本人は、自分の口臭を自覚したまま相手と話すことに抵抗を感じますが、こういったことも文化の違いの一つなのかもしれません。

 

ラマダンにドバイに行くことは?

ラマダン期間中、日中ほとんどの飲食店が閉鎖され、モール内も殺風景になります。このときばかりは、外国人もムスリムに配慮した生活を送ることになります。

ラマダンが明けると、イフタール(断食明けの食事)があります。各ホテルがイフタールを提供しており、普段なら1万円するような高級ホテルのビュッフェが半額以下で食べられるなんてことも…。外資系のホテルであってもこの時期ばかりは、太っ腹になり、写真映えするような豪華な料理を用意します。

その後は、きらびやかに装飾がなされたモールへ行きます。モールはラマダン時期、夜遅くまで開いているので、多くの人たちが家族でモールへいきます。まるで日本のお正月が1か月続いているような感じです。特別な期間とはいえ、小学校入学前後の年齢層と思われる子供たちまで夜な夜なモールを歩いています。日本で規則正しい生活の中で育った私は、勝手に、子供たちの健康を心配してしまいます。

 

 

 

ここがポイント!

本日は、ドバイのラマダン情報を日本人(非ムスリム)の視点から解釈したものを紹介させていただきました。非常に過酷に見えるラマダンですが、海外にいるエミラティもできるだけ帰国したり、外国人労働者も自国に帰国したりして、家族や友人と過ごせるように努めます。そのため、ムスリムにとっては、人と人との連帯を感じることのできる楽しみな期間であるそうです。それを聞くと、UAEに住むムスリムたちは、ドバイという超現代的な町に住んでいても、日本社会が忘れかけている「人とのつながり」を大切にしているのかもしれないと感じました。

 

さて、ラマダンも終わり、これからビジネスもだんだん活発になっていく時期です。わが社のスタッフも新たに気合を入れてスタートを切りました。ドバイという常に移ろいを見せる場所で、新しいビジネスを生み出しませんか。わが社では、知識と経験豊富な、外国人を含めた駐在員がドバイでの販路開拓をサポートいたします。ご質問などがございましたら、気軽にお問い合わせください。

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