ドバイビジネス
昨年の流行語大賞「インスタ映え」。ドバイでもInstagramをはじめとしたSNSはビジネスのキーポイントになっています。レストランでは看板やチラシにSNSマークをよく見かけ、その他の業種でもメールの署名や名刺などにSNSマークをつける企業もいます。
そんなドバイの象徴的な人気インフルエンサーを紹介します。
ドバイの美容家、2年連続で「世界一リッチ」なインフルエンサーに:ドバイ経済新聞より
https://dubai.keizai.biz/headline/524/
7月に発表された「インスタグラムの裕福なインフルエンサーランキング」で、美容家のヒューダ・カッタン(Huda Kattan)さんが、ビューティー部門とライフスタイル部門で2年連続第1位に輝きました。
インスタグラムの投稿をスケジュールするサービスを提供するHopper社は、毎年ランキングを発表しています。セレブリティ、ビューティー、ファッション、フィットネス、フード、ライフスタイル、スポーツ、トラベルの8部門。フォロワー数だけでなく、正当な「いいね」の数やコメントの内容などの公開情報と内部情報から算出され、それぞれのインフルエンサーの1投稿あたりの費用も算出されています。
ヒューダさんは、ジュメイラ・レイク・タワーズに拠点を構えており、美容家としてブログやSNSで美容情報を発信するとともに、自身のブランド「HUDA BEAUTY」の経営者としても活躍しています。
同ブランドの商品はドバイでは仏発の美容セレクトショップ「セフォラ(SEPHORA)」で販売しており、肌の色を問わないファンデーションや、ビビッドカラーの口紅などのラインナップがあります。
ヒューダさんのインスタグラムアカウントは2,600万フォロワーを超えます。今回のランキングの発表によると、ヒューダさんの1投稿あたりの費用は3万3,000ドル(約366万円)。ビューティー部門では2位のインフルエンサーと倍以上の差をつけました。
ヒューダさんはランキングの結果を受けて「私は今SNSにおいて収益化しないことにこだわっている。多くのブランドから多額の有料投稿依頼があったが、私にとってはお金を受け取って製品を宣伝することが楽しくなかった。今後も私のSNSは、情報を共有し、フォロワーという家族・友人とつながるツールとして使う」と話しました。
イケメン皇太子の影響力はSNSでも
ドバイ首長国のハムダン皇太子のインスタグラムは、654万フォロワーを超えます。(2018年8月13日時点)セレブな皇子の私生活がポストとストーリーズでシェアされています。公務などで海外を飛び回り、スパルタンレースなどのハードなスポーツにもチャレンジし、ホワイトタイガーや馬などの愛玩動物とも触れ合う姿を見ることができます。皇太子ファンはUAE国内外に多数いるそうです。(日本の高級和牛を提供する和牛懐石料理店「湖畔亭」にハムダン皇太子が訪れた後には、皇太子ファンのアラブ女子たちが皇太子と同じ席、同じメニューを求めて殺到したという逸話も・・・)
ファッションなどのトレンド情報は王族から発信されることも多いと、友人のUAE人に聞いたこともあります。UAE人向けに販売をするなら、トレンド情報はぜひ王族の人々をフォローしてみてもいいかもしれません。
https://www.instagram.com/faz3/
SNSを活用する日本式パン屋
SNSを活用し業績を上げたことで有名なのは、メロンパンや焼きそばパンなどの日本式パンを提供する「Yamanote Atelier」。雑誌やテレビなどの広告宣伝費はかけずに、InstagramやTwitterなどのSNSでの宣伝に力を入れています。その甲斐もあってか、いまでは7店舗のお店を構えています。UAE人にも人気のある同店なので、ブランディングの参考にされるのもおすすめです。
https://www.instagram.com/yamanoteatelier/
ここがポイント!
海外事業においては、その国々の傾向に合わせたプロモーションが必要になってきます。ドバイでビジネスをするなら、SNSの活用も必要ではないでしょうか。弊社は2014年よりドバイに現地法人を構え、日本企業の進出サポートを行っています。現地にいるからこそ分かる情報を交えてお応えしますので、UAE・中東地域に関してご相談があれば、ぜひ一度お問い合わせください。
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