ドバイビジネス
厳格なイスラム教の解釈に基づいて統治される中東のサウジアラビアではこれまで外国人の訪問を厳しく制限してきましたが、経済改革の一環で、同国史上初めて日本人を含む外国人向けの観光査証(ビザ)を解禁することを発表しました!
下記は、在サウジアラビア日本国大使館からの案内の転載です。
========================================
1 9月27日、サウジアラビア政府は日本国民を含む一部外国人に対し、観光ビザの発給を開始することを発表しました。
2 それによると、観光ビザは、2019年9月27日から滞在日数90日間を上限として観光目的で渡航する日本国民に対して発給されます。また、観光ビザは、オンアライバル(サウジ国内の空港到着後、空港で取得する)またはオンラインでの取得が可能です。詳細については、以下のホームページ等で確認してください。
https://www.visitsaudi.com/en/about-evisa.html
3 なお、サウジアラビアに商用、巡礼等の目的で渡航される方は、これまでどおり各国所在のサウジアラビア王国大使館等で査証を取得する必要がありますのでご留意ください(詳細は、駐日サウジアラビア王国大使館までご照会ください)。
4 サウジアラビアは現在、政治、経済、社会等の各分野での変化が著しいですが、不必要なトラブルを避けるためにも、滞在中はサウジアラビアの社会、文化、風習、宗教等に配慮した行動を心がけてください。詳細については、当館ホームページ掲載の以下のページをご覧ください。
https://www.ksa.emb-japan.go.jp/files/000521503.pdf
【問い合わせ先】
在サウジアラビア日本国大使館領事部
電話:011-488-1100 FAX:011-488-0189
メール:consular-sec@rd.mofa.go.jp
========================================
超保守的なイスラム王国のサウジは、石油依存からの脱却を図るべく経済の多角化を推し進めており、ビジネスなどの目的以外の外国人の訪問を厳しく制限してきましたが、ムハンマド皇太子が進める経済改革の一環として観光ビザの解禁に踏み切った形です。
メディナにあるNabawi Mosque (ナバウィモスク)
ただ、聖地メッカへのイスラム教徒以外の立ち入りや飲酒は引き続き禁止となり、外国人観光客の女性は現地の慣習に配慮した服装が求められるということです。
観光分野の発展は、国家改革「ビジョン2030」の中にも明記されており、国内に5カ所存在する世界遺産を中心に、現在、国内各地で観光地の整備が急ピッチで進められています。これまで国内居住者でも入場できなかったサウジアラビア北西部に位置するマダインサーレハ遺跡やリヤドのディルイヤ遺跡は、2019年に入り一部期間限定でオープンするなど、観光客を受け入れる準備を進めています。遺跡・観光庁では、外国語が堪能なサウジアラビア人による、いわゆる「観光ガイド」の登録も始まっています。
遺跡観光委員会のカティブ議長は「豊かな文化のある国なので、ぜひ、訪れてほしい」と話しており、今後、サウジアラビアが宗教と観光をどう両立させるかに今後関心が集まりそうです。
弊社では、UAEを中心に、GCC、MENASA市場の情報提供、進出支援を行っています。
ビジネスでも、プライベートでも、ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
この記事が気に入ったら「いいね!」をお願いします!
当社の海外進出支援サービスに興味をお持ちの方は
まずはご相談を。
▼
はこちらから
おすすめ記事
定期的に海外ビジネス情報を配信。グローバルパートナーズ・メルマガ無料会員の【特典】
現地駐在員だからわかる情報も豊富に盛り込まれております。
「海外進出を考えている方」や「まだ考えていない方」もまずは登録しましょう。
-
海外バイヤー
引合情報 -
最新海外
ビジネス情報 -
現地業種別
市場レポート -
海外進出
事例
-
主催セミナー
無料案内