ドバイビジネス
今年、2019年9月9日でドバイ・メトロが開業10周年を迎え、メトロを運営するドバイ道路交通庁(RTA)は1,000ディルハム(約30,000円/@30円)分の乗車券が当たるイベントなど、利用促進キャンペーンを実施しました。
夏場40~50度近くなるドバイに暮らす人々にとって車は必需品で、渋滞がひどく、通常20分で行けるところを朝、夕のラッシュ時には、2時間近くかかることもありました。そのような背景から、渋滞を解消するべく、2009年9月9日にドバイ・メトロが開発されました。
参考;
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、開発・施工には日本の大手ゼネコンが大きく関わり、実際に走行している車両とそのエンジンも「近畿電鉄」で使用されているものと同様のものとなっています。
https://www.global-p.com/archives/373
出典:http://www.dubaimetro.eu/map/
ドバイ・メトロは、アラブ諸国初・世界最長の無人運転メトロネットワークとして開業し、現在は2路線、全長75キロで運行しています。10年間の延べ利用者は15億人以上、平日は平均65万人が利用しています。ドバイ政府は、市内移動における公共交通が占める割合を2030年に26%にするとの目標を掲げており、2006年に6.0%だったものが2018年には17.5%までに上昇しています。
2020年のドバイ万博開催に向けて、万博会場を通る15キロの延伸工事も進められており、ドバイ・メトロを運営するドバイ道路交通庁(RTA)は、2020年に1日当たり12万5,000人の延伸路線の利用者が、2030年には27万5,000人に拡大すると見込んでいるそうです。
ドバイのメトロは多くの主要観光地の最寄りに停車するため観光客にもたいへん便利な公共交通機関となっています。また、メトロとはいえ、ほとんどの区間で地上を走るため、ドバイの街並みを眺めることもできます。
弊社は2014年よりドバイに現地法人を構え、日本企業の進出サポートを行っています。UAE・中東地域に関してご相談があれば、ぜひ一度お問い合わせください。
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