ドバイビジネス
ドバイでインターンをしているAyaです!
就職活動も終わり、大学卒業前の今、約3か月間ドバイでインターンをしています。
今回私がビザ更新のために行ったオマーンへの陸路旅についてご紹介いたします。
ビザ更新を行う手段!
ご存知の通り、アラブ首長国連邦(UAE)に日本国パスポートを所持している方は、通常、30日間の無料観光ビザで滞在することができます。ただし、長期滞在の場合、30日以内でのビザの更新を行う必要があります。更新を行うにはいくつか方法があり、費用の高い順に以下のような方法があります。
1)UAE国内の港(空港、船着きポートなど)から他国へ抜け、UAEへ戻る
2)他国へは抜けず、UAE国内で30日間の延長手続きを行う(UAE渡航後初回のみ有効)
参照URL:https://www.dubai.uae.emb-japan.go.jp/itpr_ja/visa_visit.html
3)陸路移動にてオマーン(マスカットという都市)へ抜け、UAEへ戻る(下記参照)
陸路移動はとても安い!
中でも一番安いのが、オマーン・マスカット(3)への陸路移動です。
ドバイからマスカットへの陸路移動にかかる料金は、
片道:55AED/5.5リアル (約1,650円)
往復:90AED /9リアル (約2,700円)
となっており、空路などで移動するよりも非常に低価格で移動することができます。
※リアル:オマーンの通貨です。(1リアル=約280円)
具体的な陸路移動の方法!
ステップ① チケットの取得
ドバイから乗車する場合、2ヵ所の乗り場があります。どちらもメトロに隣接しています。
ⅰ)Abu Hail station (Exit 2に向かうとチケット売り場(RTA)が左側に見えます)
ⅱ)Rashidiya station
※バスに乗車する前にチケット売り場でチケットを取得します。バスの中では取得できません。
※オンラインでのチケットの予約は行っておりません。
※バスの中は空調が非常に効いており「寒い」です。多くの乗車者はブランケットや多めに服を用意して乗車していました。
(写真:取得するチケット)
ステップ② 出発時間
ドバイからオマーン・マスカット
下記は始発地点のAbu Hail stationの出発時間になっております。
7:30 15:30 23:00
マスカットからドバイ
下記は始発地点のAzaiba station の出発時間になっております。
6:20 15:20 23:20
ステップ③ 乗車
30分前には乗り場にいるようにしましょう。大きな荷物はバスの下方のトランクに入れることができ、バス会社のスタッフがチケットを確認した後に乗車します。
※席は自由席になっておりますが、女性は前の方、男性は後ろの方に座るのが基本的なルールとされています。
※ファミリーの場合は、一緒に座らせていただけます。
ステップ④ UAEを出国
乗車して2時間ほどすると、HATTA国境に到着です。到着すると、近くのオフィスにみんなで移動します。
この時必要になるものは、パスポートとお金(35AED:出国手数料)です。
まず35AEDを支払った後、出国のスタンプを押してもらいます。
VAT Refund (免税)の手続きはこの時点で行うことができます。オフィスの中に機械がありますが、窓口の担当者が手続きをしてくれます。
このときに必要になるのは、免税対象加盟店にてVAT Refundのシールを貼ってもらったインボイス、パスポート、クレジットカード(購入時に使用したのであれば)、そして購入した商品です。
ステップ⑤ 麻薬検査
バスで少し移動すると、再びバスから降りて荷物のチェックです。
この時、全ての荷物をバスから降ろします。
スタッフによる荷物の確認が一人ずつ、一つずつ行われ、最後に全ての荷物を一列に並べて、麻薬犬が確認します。
これで検査は終了ですが、麻薬が見つかると処罰として死刑を宣告される場合もあるとか。
ステップ⑥ オマーンに入国
バスで少し移動すると、別のオフィス(オマーン側)に到着です。
ここではオマーンの入国スタンプを取得します。
ここで問題になるのがビザ!!!!
ⅰ)料金がかからない対象者
・ドバイに空路で入国。
・「Emirate of Dubai」のビザ有効期限が残存21日以上。
この場合の注意点
・シングルビザであること
・申告日数の超過は罰金
・オマーンに滞在できるのは最大21日
ⅱ)観光ビザ取得対象者
私の場合は、ビザの有効期限が残り3日だった為、通常の観光ビザを取得することになりました。
ビザは日本国パスポートの場合、その場ですぐに取得することができます。
・料金50AED(約1500円)
・オマーンに滞在できるのは10日以内
ステップ⑦ 下車
ドライバーに行きたいところを伝えれば、その近くに止まってくれます。
また、ドライバーがところどころ到着点をアナウンスしてくれたりします。
最終地点は、Azaiba Stationです。
マスカットでの過ごし方(短期滞在の場合)
ⅰ)Avenues Mallへ
最終地点のAzaiba Stationで降りると、前に9番のバス停が見えます。そのバスに乗ると200Bzs(約2AED:約60円)でAvenues Mallに向かうことができます。また、Avenues Mallのすぐ後ろにはオマーン最大のショッピングモールMuscat Grand Mallがありますので、時間に余裕のある方は、オマーンでのショッピングを楽しむのもありです。
※Bzs(バイザ)はオマーン通貨リアルの小さい単位を指します(アメリカでいう「セント」)
Muscat Grand Mall
ⅱ)マスカットの商業地Ruwi(ルイ)へ
1番のバスに乗ると300 Bzs (約3AED:約90円)でRuwiに向かえます。Ruwiは現地バスのターミナルが中心にあり、すぐ近くにはタクシー乗り場があります。また、オマーン国軍博物館やマトラ商業地区があり、人やモノで賑わう街を歩いて回るのも良しです。
※人でにぎわう楽しい街ですが夜のRuwiを女性一人で歩くのは控えましょう。
現地バスのターミナル
ⅲ)海の香る街Mutrahへ
Ruwiよりも少し奥に海側に行くと、Mutrahに着きます。そこには、フィッシュマーケットや、マトラ・スーク、マトラ・フォート、そして美術館や博物館といった観光にはうってつけの場所が集まっています。
タクシーに乗る際の注意点
・タクシーに乗る際は値段の交渉が必須です。現地に長く住んでいる方によると、少しの距離であれば高くて500 Bzs (約5AED:約150円)ほど。
・ドライバーは、女性第一の精神から女性を助手席に座るように催促されます。好まない場合はきちんと断りましょう。
マスカットからドバイ
基本的には上記した同様の手順でマスカットからドバイに戻ることができます。
下記は実体験をした私からのアドバイスです!
ⅰ)RuwiからAzaiba Station
バスターミナルから15分毎に出発する1番のバスに乗るとAzaiba Stationに行くことができます。ただ、現地のバスは土地感がないと具体的にどこで降りればよいのかよく分かりません。バスの中前方にデジタル掲示板があり、次のバス停を知らせてくれますが、いつの間にか過ぎていたり、よく似たバス停の名前が並んでいたり、混乱してしまうかもしれません。
→同じバスターミナルから「MWASALAT」と書かれた赤い小さいロケバスのような車が止まっています。それに乗ると直接ドバイへの高速バスが発車するバス停まで行くことができます。
ⅱ)往復チケットを持っているから「安心」ではない
ドバイで往復チケットを購入したからといって、ただバス停で待っているだけではいけません。私も夜の便に乗ろうとバス停で待っていましたが、いざ乗ろうとすると「あなたは明日の朝の便に乗ってね。今日は乗れないよ。」と言われてしまいました。
→なぜか。予約が必要なのです!バス停に着いたらまず建物の奥の方にいるスタッフにチケットを見せ、予約する必要があります。休日の最終日は特に混みあうので要注意です。
ⅲ)マスカットからのバス停はAzaiba Stationだけではない
マスカットからのバス停の始発はAzaiba Stationですが、その他にもOman International Airport等のバス停にも止まります。
タイムテーブルは以下の情報を参考に。
ⅳ)ドバイへのビザは必要ない
ドバイへのバスに乗る際、スタッフにビザを見せるよう指示されます。その際は30日以内の滞在で「ビザは必要ない」と伝えましょう。
私はマスカットに1日のみの滞在でしたが、緑が多く、広場で現地の人がゆったりと時間を過ごしていたり、山と海の大自然の両方を楽しむことができたり、比較的低い建物が多かったり、賑やかなドバイの街からフッと息を抜いてまた違う雰囲気を楽しむことができる街でした。
バス移動の最後の魅力としては、「人」です。
私は今回一人での旅でしたが、バスの中で出会った人と街中を歩いたり、ドバイまでの旅路を共に楽しんだりすることができました。偶然の出会いこそ旅の魅力ではないでしょうか。
弊社では、現地のことを知るきっかけを作る視察ツアーを実施しています。現地に訪れてみないと分からないことが必ずあります!
この記事を気に入った方は是非いいね!をお願いします。
この記事が気に入ったら「いいね!」をお願いします!
当社の海外進出支援サービスに興味をお持ちの方は
まずはご相談を。
▼
はこちらから
おすすめ記事
定期的に海外ビジネス情報を配信。グローバルパートナーズ・メルマガ無料会員の【特典】
現地駐在員だからわかる情報も豊富に盛り込まれております。
「海外進出を考えている方」や「まだ考えていない方」もまずは登録しましょう。
-
海外バイヤー
引合情報 -
最新海外
ビジネス情報 -
現地業種別
市場レポート -
海外進出
事例
-
主催セミナー
無料案内