ドバイビジネス
既に石油が枯渇しているというドバイに朗報です!!
2月4日、アラブ首長国連邦政府がドバイ・アブダビに位置するエリアに世界第4位の規模となる天然ガス田が発見されたことを発表しました。
ドバイの日本でいう日経新聞のような新聞のGULF NEWSの記事を参考に紹介いたします。
この天然ガス田はドバイの「ジュベルアリ港(The Jebel Ali reservoir)」からアブダビの「サイアルシディラ(Saih Al Sidirah)」(距離にして約40キロメートル)にあたって位置していて、埋蔵量は約80兆立方フィートに及びます。
日本の天然ガス年間消費量(シェールガスを除く)は約4兆立方フィート*ですから、日本が消費する天然ガス量の約20年分に相当します。
*参考:2018年のBP統計によるデータ
余談ですが、UAEはサステナブルな暮らしを求めおり、アブダビにはマスダールシティ(Masdar City)という2006年から始まっている計画があります。マスダールシティはゼロ・エミッションを目指して、二酸化排出量ゼロ、再生エネルギーだけですべてを動かすことを目的に作られています。
ドバイも2050年までに都市全体の75%の電力を再生可能エネルギーで賄うことを目指しています。
参考:https://www.global-p.com/archives/6252
最後に発見された巨大ガス田は、2005年の世界第2位の規模であるトルクメニスタンのガルキニシュ天然ガス田(the Galkynysh field)で、今回発見されたドバイ・アブダビの天然ガス田は過去15年間で世界最大級のものとなります。
経済学者および石油産業の専門家からは、「アラブ首長国連邦の経済にとって、大きなエネルギーとなり、経済成長の大きなエンジンとなるだろう」というコメントが発表されています。
また、この天然ガス田の特徴として、広さだけではなく、ガスが埋蔵されている深さが浅いとされており、採掘コストが安くなる点でも注目を集めているとのことでした。
既に開発が進められており、アブダビ国営石油会社のADNOC(Abu Dhabi National Oil Company)とドバイ供給局のDUSUP(Dubai Supply Authority)の共同で開発を行っていくことが発表されています。
首都アブダビと中東の経済の中心都市であるドバイの共同開発の行方が気になりますね。
ドバイは今年10月に世界万博EXPO2020の開催を予定しています。
この万博において、新エネルギー、再生可能エネルギーや低炭素社会に向けた新しい技術、思想を世界に発信する場というテーマを設けており、この天然ガス田の発見により、アラブ首長国連邦がどのように動いていくのか、世界が注目しています。
この記事が気に入ったら「いいね!」をお願いします!
当社の海外進出支援サービスに興味をお持ちの方は
まずはご相談を。
▼
はこちらから
おすすめ記事
定期的に海外ビジネス情報を配信。グローバルパートナーズ・メルマガ無料会員の【特典】
現地駐在員だからわかる情報も豊富に盛り込まれております。
「海外進出を考えている方」や「まだ考えていない方」もまずは登録しましょう。
-
海外バイヤー
引合情報 -
最新海外
ビジネス情報 -
現地業種別
市場レポート -
海外進出
事例
-
主催セミナー
無料案内