ドバイでインターンをするYujiです。「Middle East Film & Comic Con 2020」と呼ばれる中東最大のアニメの祭典が2020年3月5日～7日の3日間、ドバイで開催されました。

日本のアニメ文化は今や、世界中で人気ですが、本日は、中東ドバイではどのようなアニメやキャラクターが人気で、どのような客層が多いのかをレポートいたします。

Comic conは毎年ドバイを含めた世界中の都市で開催されており、世界中から参加者が集まるイベントです。

ドバイでの開催地はUAE最大の展示会場dubai world trade centreで行われました。来場者は毎年5～6万人を記録していますが、今年は例外でコロナウイルスの影響から、前年度よりも人が半分ほど少ない印象でした。

出店者は、フィギュアやキーホルダーなどのグッズを扱う企業から、自作の絵やアニメグッズを販売する個人事業主が参加していました。現地に法人を設立している玩具販売会社「otaku me」や日系企業の「紀伊國屋」、「富士フィルム」などが出店をしていました。

企業の宣伝活動として出店される方や、来場者に向けて商品販売に力を入れている個人事業主の方々がいました。

中東地域の人気のアニメトレンド

Comic conへの来場者に好きなアニメのアンケート調査を行いました。

 

 

人気アニメランキングの結果としては「ワンピース」は一番人気が高く、続いて「進撃の巨人」という結果を得ました。

これらの2作品の人気度は日本でも高いです。特に「ワンピースは」単行本販売数が累計3億部を超えており「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス認定もされています。

どんな方が参加しているのか？！

来場者の参加目的としては、とにかくアニメ好きの方や、キャラクターになりきりコスプレを楽しんでいる方々が目立ちました。

 

 

来場者は多国籍の方がいらっしゃっており、UAEのローカルの方を中心に、ヨーロッパ圏（ベルギー、ハンガリー、オーストリア）、南アフリカ、エジプトやヨルダンから来場されている方々がいました。

 

 

10～20代の来場者が目立ちましたが、子連れのファミリーで両親ともにアニメ好きの方も多くいらっしゃいました。

 

日本のアニメ市場の未来は？！

現地玩具販売会社「otaku me」の蜷川氏は、「日本のアニメである【グレンダイザー】は、過去アラビア語の翻訳で放送されていたこともあり、日本のアニメ文化が広がりつつある」とコメントされていました。

インターネットやYouTubeにより世界中どこにいても、情報を得られる時代になったことから、日本のアニメの面白さを知り、世界中で日本のアニメファンを増やしつつあると思われます。

ちなみに、2019年4月から日本でアニメ放送が開始された日本の人気アニメ「鬼滅の刃」はUAEでも人気を高めています。このような最新のコンテンツでも日本国内にとどまらず、世界中で楽しまれており、今後日本のアニメが世界のエンタメ市場をより拡大できる事が期待できるのではないかと思います。

 

当社では、現地の市場調査や中東への出展サポートを行っており、現地に根付いた活動をしております。現地のトレンドや消費者の動向にご関心のある方は、是非、当社の方へお気軽にご相談ください。

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