少し前の話になりますが、ドバイ政府観光・商務局が「バーチャル・ワーキング・プログラム」というドバイ外に住む海外居住者を母国の雇用主のもとで業務を行いながらドバイに住むことを可能にするプログラムを発表しました。バーチャル・ワーキング・プログラムというシステムは各国条件等は異なりますが、カリブ海の島国やヨーロッパの他の国でも行われています。

 

ドバイのプログラムは1年間有効で、再申請時に更新でき、リモートワーカーにドバイに移住する機会を提供します。

 

個人加入の希望者は、visitdubai.comのWork remotely from Dubaiから申し込み可能で、申込料金は、$287（約3万円）とUAE国内で有効な健康保険への加入、および手続きに対する手数料が必要になります。

 

また、被雇用者、会社所有者共に5,000ドル以上の月収の明細書などがないと申請できないため、誰でも申請することができるわけではなく、ドバイに目を向けていてお金を自国に落としてくれる国外の人をターゲットにした新しい試みだと感じました。

 

また、ドバイの賃貸物件は年間払いが一般的で、先に１年間分の家賃を払う必要があるため、都心部や高級住宅街に住むとなると、まとまったお金がある裕福な方が対象となりそうです。今はコロナ禍の為、状況に合わせて融通が利くようになりましたが、分割の支払回数が多くなるほど家賃も高くなってしまうので、払えるならなるべく支払いをまとまってする方がいいです。もしくは日本でも最近良く目にするホテルの月額プラン等もたくさんあります。

 

世界各国の観光地がCOVID-19の影響で観光客がおらず傾く今、リモートワーカーをターゲットに生まれた新たなドバイのプロジェクトは、観光客からの収益が欲しいドバイのような観光地でできる方法の１つです。

 

 

 

完全リモートができ、同プログラムのような新しいやり方をできる日本企業がいらっしゃれば、雇用者も被雇用者も参加してみてもいいかもしれませんね。

 

このプロジェクトをどれほどの人が利用するのか楽しみです。

この記事が気に入ったら「いいね！」をお願いします！