ドバイビジネス
2016年ドバイの総貿易額から見る化粧品・香水市場規模
ドバイ・カスタム(ドバイ国税局)は、2015年度におけるドバイの香水・化粧品部門の総貿易額(貿易総額=輸出額+輸出額+再輸出額)が205億ディルハム(約6,150億円)に上るということを発表しました。
※1ディルハム=約30円で計算(2016年6月現在)
この美容製品(化粧品・香水)の貿易総額の国別の内訳をランキング順で見ると以下のとおりとなっております。
1位. フランス(約30億ディルハム=約900億円)
2位. アメリカ合衆国(約18億ディルハム=約540億円)
3位. サウジアラビア(約16億ディルハム=約480億円)
4位. イギリス(約11億ディルハム=約330億円)
5位. イタリア(約10億ディルハム=約300億円)
ちなみに、2013年度のドバイにおける香水・化粧品関連の貿易総額を見ると、180億ディルハム(内訳は輸入額が110億ディルハム、輸出が20億ディルハム、再輸出が50億ディルハム)で、今年度と比較した際の増加率は13.0%となっている事になります。
(2012年から2013年年の化粧品や香水の総輸出額における増加率は9%) これから海外での販路の開拓を考えている方、特に美容化粧材を扱っている方からすれば、進出先の国における市場規模が気になるところ。 市場を取りに行く、進出先国として選ぶのであれば、毎年のように高い成長を続けている市場が望ましいのは当然のことです。 また、2015年(※昨年度のデータになります)に公表されたデータを、輸出と再輸出のものを品種別にランキング順に並べると、
1位. 香水(59億ディルハム)
2位. 化粧品(類) (せっけん・歯磨きなどの洗面用品を含む)(32億ディルハム)
3位. 消臭剤、制汗剤(12億ディルハム)
4位. (化粧用・薬用)クリーム(10億ディルハム)
ということでした。
ドバイを歩けば大量に見ることができる香水(日本ではあまり見ることができないが、コンビニのような小さな店舗でも取り扱っている)が輸出、再輸出でトップに来ています。
中東内で見るUAEの美容市場規模
イギリスに本社を置く大手市場調査会社、ユーロモニター・インターナショナルが公表しているデータによれば、 サウジアラビアとUAEを合わせた市場はMEA地区(Middle East and Africa:中東地区とアフリカ地区の総称)全体の市場規模の約4分の1を占めているということでした。 特に、UAEは一人当たり年間295ドル(2015年から直近5年間)の消費を見込まれており。この額は中近東地区において最も高い額となると推測されています。
以上のことから、ドバイ(UAE)の美容系の市場規模はその貿易総額の高い増加率や高水準な個人消費額をみても、年々その規模を拡大していることがわかっています。 新興国でありながら、高い購買層を抱えているドバイは販路を開拓する市場として十分に魅力を持っているブルー・オーシャン・マーケットといえるのではないでしょうか?
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